2022年も3月を経過しました。複業で社会保険労務士を営んでおります。まだまだ初心者の域を出ませんが今年から行政協力を始めていく予定です。
そんな中でノートパソコンが手元にあったほうが何かと便利と思いつつ家電量販店に。
そこで目にとまったのが【Chromebook】
最近テレビCMでよくみかけるやつです。
やけに安いノートパソコンなのでどこかデメリットがあるかと思い調べてついでに備忘録としてまとめておきます。
基本的にメリットばかり書いてもあれなのでデメリット中心に考えてデメリットを解消、代替案があるといいなと思っています。
OSはChromeOS
そもそも論、パソコンはWindowsとMacの二つのOSが台頭しています。Linuxなどは自分で一から組むものに関しては除外しています。(自作PCではなく実務的に使えるものです。安くあげようと思うと選択肢にもなると思いますが)
このChromeOSはウェブブラウザのChromeをベースに開発されたOSになります。
特徴としては余計な機能を排除してシンプルな作りになっています。基本的にGoogleサービスを利用しているひとにとってはとっつきやすいかも知れません。Androidのスマホを想像してみてください。
Chromebookのデメリット
Googleサービスの利用が大前提
さきほども記載しましたがGoogle社が作っているOSなのでGoogleアカウントが必須になります。Gmailをフリーメールとして使用しているひとにとっては影響は少ないと思います。
- メール 【Gmail】
- ファイル保存 【Googleドライブ】
- 表計算 【Googleスプレッドシート】
- 文書作成 【Googleドキュメント】
- スライド作成 【Googleスライド】
- 画像編集 【Google図形描画】
ストレージの容量が小さい
こちらはメリットでも記載していますがパソコン自体が安価で提供されております。
理由としては後述しますがデスクトップ版アプリを前提としない、クラウド上のGoogleサービスをメインとしているため、パソコンの容量は小さくなっています。だから安いというのは説明がつきます。
基本的に保存先はGoogleドライブになります。Googleドライブのネックとしては基本的に15GBの容量しか無料版では使えない点です。それ以上になると有料版の購入になります。サブスクサービスですね。
複数アカウントをもっているひとは使い回すのも非効率ですね。
スペックが低い
何回もでてきますが基本的にネット環境前提なのでスペックを必要しません。
なので限りなくスペックには期待できないです。重い処理を考えると使い物にならないと考えたほうが良いです。ネット検索や簡単な事務処理程度で使うのであれば問題ないと思います。
原則、ネット環境(Wifi)必須
Chromebookのデメリットの一つとしてネット環境が必須となっています。
ネット経由でないと多くの機能が制限されてしまいます。ウェブにつなげる環境であれば自由度がある一方、ネット環境なしだと制限されてしまいます。
例えば、Googleスプレッドシートなどのファイル編集をするときはオフラインモードで使用することになりますが設定などが手間がかかります。
デスクトップ版のソフトが使用できない
もともとAndroidスマホのChromeをベースに作られた点とネット環境で運用する点。
パソコン内で重い処理をしない前提で作られているためデスクトップ用の容量が大きいソフトウェアを想定していません。パソコン内で操作するに関しては適していないです。また、基本的にWindowsやMacで使用できるソフトと互換性がないのでほとんどのアプリは使えないと思ってください。使用用途も考慮の上、Chromebookを選択肢としていれてください。
マイクロソフトオフィスの使い勝手
デスクトップ版のソフトが使えないことに合わせてですがワードやエクセルといったマイクロソフト社製品の使い方も変わってきます。基本的にパソコン内で動かすことを前提としていないのでウェブ版のオフィスを使用することになります。マイクロソフトアカウントを持っていれば無料で使用できますがだいぶ利用制限がかかるので検討する必要がでてきます。スプレッドシートやドキュメントなどのGoogle製品を使っているひとには問題ないものと思います。私はスプレッドシートよりエクセルのほうが使いやすいと思っている派です。
WindowsやMacの操作方法の違い
私自身、Macは量販店などの店頭でしか操作したことがありませんが画面の配置が当然異なります。LinuxのUbuntuなどやiOSやAndroidでもトップ画面が違うので想像はつきやすいと思います。
いろいろと調べていると「ブラウザの切り替え」、「スクリーンショットの撮り方」などなど悪戦苦闘する方が多いようです。パソコンなど電子機器が得意なひとにとっては調べながらの作業で時間は取られると思いますが楽しめるのではないでしょうか。
苦手なひとにとっては苦痛の極みになりそうです。
プリンタなどの周辺機器が使えない
Windowsのソフトウェアとの互換性がないということに合わせてプリンターなどが連携しない可能性もあります。古めのプリンターだと危険性は高いものがあります。メーカーページで確認する必要があります。USBなどは使えることは多いようです。
Chromebookのメリット
念のため、メリットについても記載しておきます。
安価で購入できる
デメリットのところでも記載していますが基本的にネット環境、クラウド上で処理するように作られているChromebookなのでパソコンのスペックをそこまで求めていないのでその分の予算を削減して安価になっています。
軽量・コンパクト
量販店でも確認しましたがこじんまりとした感じでカバンに忍ばせるにはちょうどいいかなと率直に感じています。
種類にもよりますがだいぶ重量感あり頑丈そうなノートパソコンもありました。
動作がキビキビ動く
最近テレビCMでも起動が速いなどの謳い文句で宣伝中。
- スリープ状態から復帰までが約5秒
- 電源オフから起動まで約10秒
- OSの更新が約1分
とにかくパソコン内にデータ保持していないから速いです。SDDなのでHDD起動より断然速いのは当たり前ですが待ちが無いのがいいですね。
バッテリーの持ちが良い
ハイスペックPCであればあるほどバッテリーの消費量は速いです。処理する内容にもよりますがChromebookでは約10時間くらいは持ちます。ノートパソコン特有の電源の悩みは解消されますね。
メンテナンスフリー
多少のメンテナンスは必要になりますがWindowsパソコンのようにあれこれ設定する必要がありません。Androidを使用しているひとやお仕事でGmailを使用しているひとはGoogleアカウントをもっていると思うのでアカウント一つでほぼ使用できる仕様になっています。デメリットとしてGoogleサービス前提と記載しましたが恩恵のほうが大きいものかと。
ウイルス対策に関してはGoogleドライブ上クラウドなのでセキュリティは高いです。
Chromebookは「サンドボックス」という隔離領域で実行する仕組みをもっており万が一感染しても必要最小限のリスクだけで済む仕様になっています。
Windowsでも標準装備のWindowsDefenderの機能が向上したのでそうそうに感染するリスクも減っていると思います。(実際の感染した経験がないのでなんともいえない部分はあります)フリーソフトでも優秀なものがあったりしますが非対応なので。
Androidアプリが使える
デスクトップ版アプリが使えない反面、Androidアプリは使用することができます。さきほど書いてあることを総合的に考えると当然のように感じます。ベースがスマホのAndroidから派生しているのであれば。ただ、ゲームなどをするのであればデメリットにも書いたスペックの弱さがボトムネックになり使えたものではないかと思います。もし、どうしても使いたい場合にはスペックが高いChromebookを買う必要が出てきます。この場合はWindowsパソコンとの価格と比較検討が必要になります。わざわざChromebookを買わなくても済む話にもなりかねません。
Chromebookをオススメできるひと
デメリットとメリットをお伝えしたところで次のようなひとにはオススメできると思います。
- Googleサービスをメインにつかっているひと
- パソコンではSNSやYouTubeくらいしか使用しないひと
- ウイルス対策やOSのアップデートなど設定が苦手なひと
- 使用用途が限定されているひと
- サブ機として使用するひと
学校や職場などではChromebookを推奨しているところが多いようです。Googleサービスを使用していないひとを探すほうが大変かと思うくらいにアカウントもっているひとは多いです。(一定数はガラケーのためアカウントをもっていなかったりすると思いますが)メンテナンスやウイルス対策の手間を考えるとこちらのほうが良さそうですね。
ノマドワークでブログ出来る環境を構築するコツ
以下ツール別に並べてみました。
下書き:Googleドキュメントorワード(Office365)
サムネイル作成:Canva
画像編集:PIXLR E
スクショ:NIMBUS
全てオンライン上で完結するソフトになります。なのでChromebookのデメリットであるパソコン内での操作がほぼ不要になります。